年に2回がすっかり恒例になった、森の音楽会。
かつては年に1回、1月の終わりに行われていました。
始まったのは1999年1月、私が高校3年生で
初めて芸大の学部を受験する直前です。
野本・筧両先生の門下には他にも受験生がいて
練習のために、と開いてくださったのがはじまりです。
そんな私も、なんとお弟子を出すようになって
もう何回目を迎えたことでしょう…。(既に記憶が怪しい)
しかも今回は私自身もコンクールを控え、久々に出演しました。
「子を持って 初めてわかる 親心」
とでもいうのでしょうか。
もうそれはそれは、年齢に関係なく
お弟子の演奏を聴くときにはまるで母のような気持ちになってしまいますし、
きっとあの先生もこの先生も、こうして私の歌を聴いていたのかしら…
と思ったりして。
がんばれ~~っ、ハッ…オッオッォ…ふぅ~(心の声) みたいなね。
と同時にお弟子というのは自分の鏡のようであり、自分の分身のようであり
おじいちゃん先生(私の弟子は私の先生の孫弟子!ということで)に
自分のお弟子の歌を聴かれるのってなんだか妙な緊張なのです。
でもそうして今は、教えるという立場でも先生に教えを請うことができるのは
とても有難いことです。
そして自身の演奏。
今回は、1年半振りくらいに
芸大の同期だった“いふけん”こと居福健太郎君との共演でした。
彼の音楽(ピアノ)はいつも丁寧で、でもその上少し大胆で、
私に無いものをたくさん持っているんです。
私が慎重になり過ぎると、グーッと引っ張ってくれる感じを久々に味わった
懐かしい気持ちになりながらの合わせ、もちろん本番もすごく楽しかった。
これから一緒にコンクールを戦えると思うと楽しみです。
いつもながら打ち上げも楽しかった。
まさに、「ホーム」って感じ。
ここでもらったあったかい気持ちをエネルギーにして、
「アウェイ」のコンクール、戦い抜こう!!
ふせ
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