はじめてのリサイタル

歌の道を志して13年、学生を終えて1年半が過ぎ、

初めてのリサイタルを開催することができました。

 

開催を決めたとき、そして本番を迎えるまで、

今まで私をずっと支えてくれた皆さんに、

応援してくれている皆さんに

今の私の歌を聴いていただくことで少しでも恩返しがしたい、

歌はまだまだだけど、感謝の気持ちを伝えたい、

という一心でした。

 

しかし、そんな想いなど、なんて独りよがりだったのでしょう。

 

当日はたくさんの方々が足をお運びくださり

あたたかい笑顔で、たくさんの拍手を送ってくださいました。

当日いらっしゃれなかった方も、

たくさん励ましの言葉をかけてくださいました。

そしてその皆さんが必ずしも私と直接お知り合いではなく

私を応援してくださる方が

またそのお知り合いをたくさん呼んでくださって

私の歌に熱心に耳を傾けてくださいました。

思い掛けない昔のクラスメイトが、たくさん来てくれました。

それらのことがどれだけ有難いことか、身に染みて感じ、

私の心はまた「感謝」の気持ちでいっぱいになりました。

 

(しかし、だからこそ自分の演奏に対しては

悔しい想いも強く残ったのですけれど…。)

 

 

 

「自分の思う芸術・歌を極める」

 

その事は諦めたくないし、もちろんいつも頭の中にはあります。

しかし、その歌に耳を傾けてくれる方が居てくださることの有難さ、

それを忘れないように。

そして、これからはそんな方々の心にそっと寄り添えるような、

そっと勇気付けられるような、そっと励ませるような…

そんな歌が歌いたい、と思います。

なーんて、少し偉そうですが。。。

 

 

「はじめて」は大きな一歩。

踏み出してみた今、やってみなければわからないことが

たくさんあることを知りました。

だから、続く一歩一歩はもう少し怖がらずに踏み出せる気がします。

 

着実に、しかし少しの勇気を持って、

これから先の道を歩んでいきたいと思います。

 

 

まだまだなんです、私。

こんなもんではないんです、私。

あえてそう断言させてください、約束します。

なので、こんなもんか、と思わずにどうか、長い目で見守って下さい。

引き続き応援していただけたら有難いです。

 

最後になったけど、ずっと寄り添ってこのコンサートの実現に力を貸してくれた

綾ちゃん、どうもありがとう。

 

 

 

ふせ

 

 

 

5/31 schedule更新