5月最後の本番は
渡邊順生さん指揮のザ・バロックバンド
バッハ「ヨハネ受難曲」に声楽アンサンブルメンバーとして
参加させていただきました。
楽器も古楽器を使用し、合唱もパート4人の小編成です。
そしてなんといっても今回の目玉は
復元されたラウテンクラヴィーアでした。
ラウテンクラヴィアというのは、チェンバロの一種なのですが
皆さんが耳馴染みのある、あのジャララ~ンという乾いた音ではなく
リュートと同じガット弦というのを使用しており、ポロロロ~ンと
本当にリュートのような音のする、リュートチェンバロとも呼ばれる楽器です。
リュートチェンバロは現存しない楽器で
今回使用したのはアメリカで想像復元されたものなのですが、
バッハの受難曲をこのラウテンクラヴィーアを使って演奏するのは
世界でも初めての試みだそうです。
私はリュートの音がとても好きなのですが
時々本当に聞き間違えるほどそっくりな音がでることがあります。
稽古が始まったころはなんだかとても不思議な感じがしましたが
数日ですっかりクセになってしまうほど、とってもイイ音でした。
皆さんの耳にもまた触れる機会があるといいなぁ。
ふせなおこ
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